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頭がいい人、悪い人の<言い訳>術-----樋口 裕一
頭がいい人、悪い人の<言い訳>術
樋口 裕一 / PHP研究所
総合評価: ★★☆☆☆




”「人のふりみて我がふり直せ」と言われるが、このような(本書に書いてあるような)愚かな言い訳を聞かされたら、それを笑ってやるとともに、自分を振り返る視点を持ちたいものだ”

いえ(><)笑っちゃいけませんが(><)
でも自分を振り返る視点を持つことは大切。

【加藤レンジャーからの一言】
そもそも、「言い訳」とは必要の無いものだとは思っているのだが、
「賢い言い訳」というものを身につけるのも、今後役立つのではないかと思い、この本を手に取った。


出版社 / 著者からの内容紹介
「人のせいにする」「居丈高になる」「すぐ謝る」「ばれるウソ」等、言い訳一つであなたの評価が決まる。話題のベストセラーの続編!

人間だれしも失敗をする。約束を破ること、期待を裏切ること、つい口をすべらせて、相手を怒らせてしまうことなど様々だ。そんな時、<言い訳>ひとつで、ピンチを乗り切る人、墓穴を掘ってしまう人がいる。その差はどこか?▼本書では、巷にあふれる愚かな<言い訳>の実例をあげ、その傾向と対策を練る。▼たとえば、日常的によく聞く言い訳には、「その場しのぎのウソ」「先まわりの言い訳」「笑いでごまかす」……。できない部下や、いいかげんな上司の言い訳として、「ケアレスミスだと強調する」「体調のせいにする」「聞いてない、ととぼける」……。さらに、デートの遅刻や、浮気がばれた時には、「急な仕事のせいにする」「あくまで白を切る」「無視して黙り込む」……。思わず“またか”と呆れてしまう、愚かな人の言い逃れパターン。そう、あなたも身に覚えがあるはず。▼驚異のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』をさらにバージョンアップした待望の第2弾!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
樋口 裕一
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。仏文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、小学生から社会人までを対象にした小論文指導に携わる。通信添削による作文、小論文の専門塾「白藍塾」主宰。東進ハイスクール客員講師



【加藤レンジャーのレビュー】
 「加藤レンジャーの甘いレビュー評価からしたら、辛口ではないか?」そう思う人も居るだろう。・・・これは私の評価であって、世間の評価でないことをまず初めに断っておきたい。(何といっても、ベストセラー「頭がいい人悪い人の話し方」の続編であるし。)私の価値観が全てではないし、所詮加藤レンジャー如きの評価だろう、と思って頂いて構わない。

 この本には、様々な人の「言い訳」が掲載されており、それに対する改善策、周囲の対応なども書かれている。そこにあるのは、日頃何気なく聞く「言い訳」であり、私は作者のように”愚かだ”とは思わないが、本書に書いてある通り、「またかぁ・・」と思うのが現実である。私に当てはまるのも何個か出てきた。私が今まで気づいていなかっただけで、なるほど周りの人たちはこういう解釈をしているのか・・そう思った。

 しかし本書に書いてある「改善策」が、最適なものであるとは思えず、加藤レンジャーは首を横に振ってしまった場面も幾度とあった。それは周りの状況や環境によって対応や行動は自然に変わってくるものであり、その場その場で「これが正しい!これでなければ!」という対応は殆ど無いのだが、より最適で賢い対応というものはあるのだろうと思った。それは自分の立場等も考慮しなければならず、本書に書いてある対応をそのまま実行すると、例えば(本当に例えばの話だが)上司とトラブルに(はたまた最悪の結果)もなりかねない。

 あとがきを見て、作者にちょっとした親近感を覚えたのと、あと「いい人だなぁ」思った。本書を読んでいて”愚かだ”という言葉が連呼される度、嫌な思いをする人も居るかもしれないが、しかしそれがこの本の面白いところであって、「様々な事例を”愚かだ”と切り捨てるスタイル」であるので、深く考えないで欲しい。

【関連情報】
頭がいい人、悪い人の話し方
樋口 裕一 / PHP研究所
by katoren | 2005-07-12 17:21 |  【読書で学ぶ】小説・哲学
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