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監督不行届-----安野モヨコ
監督不行届
安野 モヨコ / 祥伝社
オタク知識のある人の満足度:★★★★☆
オタク知識のない人の満足度:★☆☆☆☆
総合評価:★★★☆☆

-----読み進めるには、多少のオタク知識の必要。-----

お題:もし、この二人に子どもが生まれたとしたら??

妻「まさか、自分家の子主演自主制作映画?
自分家の子主役の絵本?自分家の子主役の漫画・・・」

やってしまうかもしれないじゃぁないですか!!

夫「いや、きっとやってしまうんだ・・・」

しかも全勢力を傾けて、オタクの英才教育をしてしまいそうじゃないですか!

妻「そ、そんなことになったら・・」
夫「そんなことになったら?」

妻「・・・・楽しそう!!」
夫「ヨシッ!!」

【加藤レンジャーの一言】
温かい人たちです(^U^)
この暖かさが夫婦って感じ(笑)

今回のレビュー、加藤自身かなりオタッキーかもしれません!!
というかオタッキーです!!(笑)要注意です!!


出版社 / 著者からの内容紹介
初のエッセイコミック!!
番外編を描きおろし!!

マンガ界のクイーン・安野モヨコが
オタクの教祖・庵野秀明にヨメ入り!
単行本化にあたり、大幅加筆修正

描きおろし「結婚秘話」収録!!
超詳細!!オタク用語2万字解説
(GAINAX全面協力!)
カントクPHOTO掲載!!
庵野監督カントクくんを語る!

出版社からのコメント
人気漫画家・安野モヨコ(働きマン!)と夫・庵野秀明のデイープな日常が赤裸々につづられた爆笑異色作。著者初のエッセイコミックでもあり、夫=カントクくん(「新世紀エヴァンゲリオン」「キューティーハニー」等の監督)のオタクぶりが初めて明かされた作品でもあります。アニメ界と漫画界のビッグカップルが、こんなにもおかしく愛おしいオタク生活を送っているなんて!世界中に生息するオタク君はもちろん、オタ嫁(オタク夫を持つ妻)も共感すること間違いなしの衝撃作。巻末には、よりコアに楽しむために‥オタク垂涎!?のオタク用語解説2万字を収録、ファン待望のエッセイコミックです。特別版はカントクくん&ロンパースのかわいい携帯ストラップがつく限定発売です。
※「監督不行届」通常版は840円、携帯ストラップの付いた特別版は1800円。(いずれも税込みです。)大増刷出来、ベストセラー驀進中。



【加藤レンジャーのレビュー】
 つい衝動的に買ってしまった一冊(笑)いやでも良かったですよ、面白かった(笑)だってオタッキーなんですもん(爆笑)ホント心温まる(^^)ではレビューにレッツらゴウ!!

 今回はとても明るいレビュー。最近はシリアスっぽいものばかりを読んでシリアスなレビューばかり書いていたので、こんな楽しい物も必要だぁ。ということで、今回手に取ったのはかねてから目を付けていた「監督不行届」byモヨコ先生。
 ご存じの通り加藤レンジャーは安野モヨコ先生の忠実なる下部(じゃなくて、ただのファンです)なので、先生のエッセイと来たら読まなければならない一冊(笑)先生らしい、とても前向きで明るい新婚生活に、加藤はホクホクしてしまいました(笑)

 モヨコ先生(現代を代表するカリスマ漫画家)が結婚したのは、あの有名な「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督。そう、このカントクは日本オタクの四天王といわれている人。(私もじつは、元エヴァファンだったりして・・・元。←これ強調)
 私が二人の結婚を聞いたときの一番初めの言葉がこれ。「ウッソォ!!」だって、だって・・・!(ああ、ちょっとオタクな話に入ってしまうのですが・・申し訳ないです、何を隠そう私もオタク。)「私はエヴァファンとして、エヴァの最終回は未だに認めていないの!!認めていないのよぉぉ!!私たち純粋なエヴァファンは製作者側に裏切られたのよぉぉ!!(いえこれは本当の話)(笑)」と叫び散らし、「モヨコー!!目を覚ませーー!」とまで言ってしまった(馬鹿ですみません)私は純粋でやさしいオタクが大好きだからいいの!!何が嫌ってカントクが嫌だったの!!(笑)
 
 そして今日この本を手に取る(笑)
 「私は認めないわ・・認めないわっ」と、ブツブツとつぶやきながら(爆笑)

 「ふ、ふむ。なかなか、、、なかなかカントク可愛いじゃないか・・・」
 (ツボを押されたらしい)
 「む、むむ、テクテク歩いて・・このカントク小動物みたいだぞぅ・・」
 (バックに猫を見たらしい)
 「さ、寂しそうなカントク・・・か、可愛いよ!!・・・くっ!!」
 (潤んだ瞳に弱いらしい)

 ま、負けた・・・!!カントク、あなたいいキャラしています・・(><)
 認めるわ・・モヨコ先生との結婚!(加藤に認められなくても)(笑)

:::そんな:::こんなで::::

 そうなんですね。この漫画、アホな内容なのですが、ちゃんとおさえるトコロはおさえてる。これがモヨコ先生の凄いところ。モヨコ先生は、ただの新婚ラブラブぶりを言いたかったのではなく、結婚生活とは本来、

 お互いを認め合い、あるところでは譲歩し合うもの

 だということ。これが欠けると夫婦生活は楽しくないものになるか、はたまた破局を迎えるか・・どちらにせよ良い結果にはならないはず。
 安野モヨコ先生(ここではロンパース)も、カントクも、お互いを思いやる心を忘れず、相手のことを考え、尊重し、はたまたライバルとして刺激し合い・・。この二人はほぼすべてのエネルギーをプラスに働かせている。というか、この”エネルギーを外へ!そして前進!!”というのがモヨコ先生のスタイルだろうと思う。ファンとして。

:::そんな:::こんなで::::

 巻末にはカントクのコメントが掲載されており、そこから妻に対する愛情が垣間見える。カントクはここで、脱オタについても少し語っている。エヴァ以降の一時期、脱オタを考えたことがあったが(そりゃねぇ(><))、彼女(妻)と出会って、脱オタとしてそのコアな部分が薄れていくのではなく、非・オタク的要素がプラスされていった。と言っている。
 結婚後のカントクの作品「キューティーハニー」には”勢いがなくなった”等と呟かれることもあるが、私としては、非・オタ要素の入った新しい監督の価値観で作る作品を純粋に楽しもうと思う。むしろ生きているうちに価値観が変わらないほうが不自然な気がするので。

***
ちょっと小話。

 オタクは擬音語をよく使うらしい。
 「はっ・・!!」わたし、私もよく使います・・!無意識にオタ臭を撒き散らしていたのかしら?!(笑)意味不明な単語を口走ることが多い加藤レンジャー・・そして言っている本人もその意味をほぼ理解していないというなんとも恐ろしい事よ(笑)
 「にょりーん」 「ケチョーン」 「プルプル」 「シュビッ」
 ↑私がよく使う擬音語

 そして覚えたオタ用語を披露したがるのもオタクの習性らしいです。
 た、たしかに私もよく使うような・・・何かしら友達に「何それ?」と言われる・・のです。

 ・・・ああ私も大概ヤバイ気がしてきました・・・(笑)でもこれでよいのです。これが私なので(笑)

【関連記事ピックアップ(勝手にTBとも言う)】

安野モヨコ・著「監督不行届」
きららん’s キッチン・テーブル
 監督不行届のレビューと、関連記事が詳細に書かれています!!私の気になっていた「恋の門」の説明もありました(笑)先生の関連情報なども充実しておりますので一度行ってみて下さい。
by katoren | 2005-07-31 20:23 |  【見て学ぶ】漫画
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