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クレイター先生最後の授業-----アーニー・ワレン
 私の中の、人生の一冊に入ります。精神的に病んでいたときに(就職活動真っ只中)読んだ本です。私は当初、自分の性格を受け入れることができませんでした。私は、とても明るく、どちらかと言えばグループの真ん中でバカ騒ぎをする、といったタイプです。けれど私が憧れているのは、そんな私を客観的に見て、微笑んでいる様な人間でした。理想と現実が正反対の自分に、嫌気がさしていました。就職活動において自己PRを考えるときも、自分のタイプ(性格)を認めていないわけですから、上手に事も進まず、就職活動が滞ったときに、この本と出会いました。
 皆さんの人生の一冊にもなると思います。是非、読んで下さい。

クレイター先生最後の授業
アーニー・ワレン ディスカヴァー・クリエイティブ / ディスカヴァー・トゥエンティワン
スコア選択: ★★★★★


”人間はね、何処にも逃げる所なんて無いんだよ。たとえ場所を変えたって、ここじゃない何処かへ行ったって、自分は何処に行っても付いてくるんだ”

”存分に自分を表現し、思い切り能力を発揮するためには、本来の自分を押さえているものと、引き出してくれるものを、見極めなければならない。
自分を知ること無しには、自分に満足することはできないという事。
そして自分を知る事無しには、心の底から自分を信じる事ができないという事。”


内容(「MARC」データベースより)
自分はどんな人間なのか、本来の力を発揮できないのはなぜなのか? 主人公ボブ・ハサウェイが人との、とりわけ自分自身との関わり方を学んでいく物語。心の底から信じられる人間に生まれて初めて出会った…。



-----------------人は大きく分けて、四つの人に分かれます
-----------------あなたはどの型?

①影響型
 才気溢れる社交的な人。
 おしゃべりで、調子が良く、人に好かれたいばかりに、人との対立を大変嫌う。
 強いときは、いい話をする子。弱いときは、只のお調子者。
 楽しく進めるプロジェクトのリーダーに向いている。
 (ただし結果が出せるかは否)

②支配型
 無駄が嫌いで、人が何を言おうと聞かない。
 既に揺るぎない自分の意志を持っている。
 挑戦的で、結果を重視し、自信に満ちている。
 結果を出さなければならないプロジェクトのリーダーに向いている。
 (ただし、人望を得れるかは否)

③努力型
 分析力があり、やることが正確。
 細かいところまで心を砕き、気配りが行き届く。
 しかし、その分析力を使ってあら探しをし、人をやり込めたりして、孤独である。
 完璧主義者。
 プロジェクトをバックアップするのが得意。

④堅実型
 聞き上手で安定している。
 我慢強く、とても根気強いので、頼りになる。
 しかし、繊細すぎて受動的。優柔不断に見えるときがある。
 優しすぎて慎重すぎる。
 プロジェクトでは、とにかく疲れた人の相談役に回ることが多い。


 言うまでもありませんが、もちろん私は①の影響型。お調子者で、とってもオバカさん。けど人望だけは何が何でも大切にします。
 むしろ千金を失うとも、一人の心を失うなかれ、ですね。

 この本は、哲学書と小説を上手く結合した様な本です。ですので、本当に読みやすい。もう言うことのない本です。とにかく、読んで欲しい。

 対人関係で悩んでいる方、本当の自分が発揮できない方、今の自分が嫌いな方。
この本が、必ず何かのきっかけになると、加藤レンジャーは思っています。
by katoren | 2005-05-22 10:28 | □お勧め(総合評価★五つ)
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