チーズはどこへ消えた?-----スペンサー ジョンソン
チーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン Spencer Johnson 門田 美鈴 / 扶桑社
総合評価: ★★★★☆




”もし恐怖がなかったら、何をするだろう?
自分では恐怖を乗り越えたと思っていたが、実際は度々恐怖に駆られていた。
何を恐れているのか、必ずしもはっきりしていた訳ではないが、
衰弱しまま、一人で進むのが恐かった。
自覚はしていなかったが、恐怖に負けて人に遅れをとっていたのだ。”

なんか、グサってきた。

出版社/著者からの内容紹介

この小さな本が世界のビジネスマンを変えてゆく!
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。
IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。880円でアナタの人生は確実に変わる!

内容(「BOOK」データベースより)

世界のトップ企業が研修テキストに使用する1999年度全米ビジネス書ベストセラー第1位の翻訳。

内容(「MARC」データベースより)

「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。



 全米で二年間に渡ってベストセラートップを独走!この物語があなたの人生を変える。人間関係、恋愛、仕事、結婚、友人、家族…この一冊があなたの生き方を変えます。
ってキャッチフレーズ。この本がブームの時、読んでなかったので、今になって読んでいます(苦)
 原因と結果の法則と同じで、読み人によっては、陳腐に見えてしまう事もある。でしょう。
 素直な気持ちで原点に返って読むのが、哲学書(ではないかな?)を読むときのコツですよね。
 私自身よく思うことなのですが、ありきたりな言葉だからこそ目を向けない事もあるのではないでしょうか。当たり前にみんなが言っているからこそ、陳腐に聞こえる、そういう事も有るのではないでしょうか。けれどもそれは何も陳腐なんかではなく、とても大切なことだと、私は思うのです。

*本編の大雑把な内容。

 ねずみのスニッフとスカリー。小人のヘムとホー。二匹と二人は、「迷路」の中に住み、「チーズ」を探します。
 「チーズ」とは、私がちが人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康などの象徴。
 「迷路」とは、チーズを追い求める場所、つまり、会社、地位、社会、家庭などの象徴。
 この一見シンプルな物語の中には、状況の急激な変化にいかに対応するべきかを説く、深い内容が込められているのです。

 この本は三部によって構成されています。
 ・説明・物語(本編)・ディスカッション(物語を読んだ上での話し合い)
 ディスカッションを読まない人もいるらしいです。私自身、自分自身の言葉でまとめた後、ディスカッションを読みました。
ディスカッションでは、あ、こういう考え方もあるのね、という風に新たな発見もありました。

*本編のまとめ

①変化は起きる
 チーズはつねに持っていかれ、消える。
②変化を予期せよ
 チーズが消えることに備えよ
③変化を探知せよ
 つねにチーズの臭いをかいでいれば、古くなったことに気づく
④変化に素早く対応せよ
 古いチーズを早く諦めれば、それだけ新しいチーズを楽しむことが出来る。
⑤変わろう
 チーズと一緒に前進せよ
⑥変化を楽しもう!
 冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
⑦進んで素早く変わり、再びそれを楽しもう
 チーズはつねに持って行かれる
  
*就職活動に置き換えて。

 私はこの半年間、就職活動をしてきました。そこで、就職活動も終盤になったとき、この本を読んで、これは私たちの状況に当てはめることができると思いました。
自分たちに置き換えることは大切なことかも知れませんね。

①まず、変化は起きます。(私たちの変化は、もちろん就職活動です。)
②予期し(つまり、早い段階から就職活動に向かっているという雰囲気を予期し、早い段階から準備を始める)
③探知し(周りの変化…つまり誰が何処の企業を狙っていて…などの情報をいち早く理解し、自分の身の程と比べ、思考の結果に順応するということ)
④素早く対応(企業研究、説明会などは、多くすればするほど自分にとって有利になる。
       例えば本命の企業が駄目だったとして、”変化に素早く対応”し、次の企業を探すこと)
⑤変わろう(本命の企業が駄目でも、自分の気持ちの持ち用を変えることにより、道は見えてくる)
⑥変化を楽しもう(就職活動は長期戦。楽しんだ者勝ちです。楽しく就職活動している人は大変魅力的です)
 
 エクセレント(笑)なんかぴったりですね。きっとどんな出来事にも当てはめることができるんでようね。
 ちょっと真面目っぽいことを・・・
 上記のことを経験から察し、無意識のうちに実行している人も居るし、そうでない人も居る。就職活動一つをとっても、予期し、探知し、変化し、と、順を追って行く人も居れば、予期はできても探知ができず、変化できないといった人も居る。それが間違っているわけでもないし、ここに書いていることが全てではないので、これと違った方法をとっても、正しい答えは得られる。じゃあなにが大切なんだ?そう思う。大切なのは何にせよ、”進むこと”だと感じた。スニッフとスカリー、ヘムとホーも、自分なりの方法で自分なりに進み、結果を得られた。『原因と結果の法則』に当てはめると、進んだという原因により、『何かが得られた・または得られなかった』という結果が生まれたのだということ。結果が出ない(良い結果・悪い結果は問わず)という人に、まず問いたい。進んでいますか?なんちゃって偉そうな事を・・・(いたいよいたいよぉ;;)
 
 私は、本編に出てくる「チーズ」と言う文字を「希望」に置き換えて読んでいました。
 もし、「あたしはもう読んだわ!でも何も思えなかった!」と言う人は、もう一度「チーズ」を「希望」と置き換えて読んでみて下さい。
新たな発見があるのでは?
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by katoren | 2005-05-25 15:43 |  【読書で学ぶ】小説・哲学
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