働きマン1-----安野 モヨコ
 やたらと日記サイトになりかけなのでヤバイと思いました。日記サイト立ち上げるつもりは無かったんですけれども・・・(><)趣旨を忘れかけてしまっているのでここら辺で一つレビューを書きたいです。


働きマン
安野 モヨコ / 講談社
スコア選択:★★★★★


オレは『仕事しかない人生だった』そんなふうに思って死ぬのはごめんですね
---------新人・田中の意見

・・・それもある それも多分あって 確かにそのとおり
でも あたしは仕事したなーーって思って死にたい

---------主人公・松方の意見

セクハラ?そんなの別に気にしません。女で仕事もらえるならそれでいいじゃないですか。
ぶつかっちゃダメです かわすんです

---------姫・ゆみちゃんの意見”


【加藤レンジャーから一言】
 仕事に対する価値観は、一つではない。
 どの価値観も、私は素敵だと思う。


 読んで一言。やっぱり安野モヨコは天才だろう。
 十代、二十代に圧倒的な支持を得ている安野モヨコ。その魅力は何といっても、彼女の漫画の、女性に対する『飾らない・ありのまま・リアル』・・・まさにこれだと思っている。何よりも彼女はセンスがいい。現代を代表する漫画家---矢沢あい、安野モヨコ---特にこの二人は漫画家の路線を超越したカリスマ的存在だと思う。二人に共通すること、それはやはり抜群のセンスと、「飾らない、ありのままの女の子」を描けること。-----「普通の少女漫画はもう古い。」



 私自身、来年の春からは社会人だ。第一志望の会社に内定が決まり、落ち着いた日常を過ごしているが、今は、スタートラインに立つ前の準備体操の時間だ。この時間に何かすべきことはないか?そう思っていたときに、友達に勧められた。そのときの友達の言葉がこうだ。
「この主人公、あんたにそっくり。」
 何事かと思い早速一巻を購入。目を通すと一話を見て仰天。まるで私が居る様ではないか。何だこれは?と思い、読むペースが早くなる。凄い。これは現代の「働く女性」を忠実に描いている。それも、ありのまま。

 雑誌編集者の松方弘子は仕事をバリバリこなすキャリアウーマン。彼女が一度「男スイッチ」を入れ、仕事モードに入ると「働きマン」となり、その間の寝食恋愛衣飾衛星の観念は消失してしまう。彼女の女性の部分は、「こんなに働いて、私はどうするつもりなのだろう?」と悩むが、男の部分は「そんなことで迷うな。立つんだ!」と、両者が常に葛藤している。これは働き続ける女性に必ずある現象だろうと思う。彼氏との関係にも疑問を持ち、結婚と仕事の間で揺れ動く心を忠実に再現している。納豆巻きを食べながら(笑)醜態をさらしながら。

 この物語には、たくさんの価値観を持った人々が出てくる。
男社会に、真っ向から立ち向かう人。
のんびりと自分のペースで楽しみながら仕事をする人。
生き方上手で、余裕とバランスを大切にする人。
今の仕事に不満を持ちながらも一生懸命仕事をする人。
希望の仕事に就いたが、やる気が無くて無関心な人。
自分のしたい仕事しかしたくない人。
男社会を利用して、女としてしたたかに闘うことを回避する人。

 同じ人は一人として居ない。価値観は一つじゃない。私が一番どの価値観にマッチしているかというと、それは主人公祐子と似ているのではないかと思う。私にもきっと「男スイッチ」があるのだろう(笑)

最後に@
 この作品は、これから就職する人、就職している人に是非読んで欲しいです。
 安野モヨコの性的描写などを期待している人には、きっと物足りない作品になるだろうが、純粋に楽しめる作品です。評価は★五つ。是非読んでください。

 レビューはたぶん再アップすると思います(><)
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by katoren | 2005-06-08 16:04 | □お勧め(総合評価★五つ)
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